こんにちは、ダイスケです。
ドコモが前代未聞の新料金プラン「アハモ」を発表しました。
どうせ、また見せかけだけ安いやつでしょ…
いや、今回は違います。
携帯業界のニューノーマルとなりうる、驚くべきプランだったのです…!
今回はそんなアハモの概要から、既存のドコモの料金プラン、他社ブランドとの比較まで、気になるポイントを深堀りしていきます。
ドコモのアハモ(ahamo)とは
ドコモのアハモは、はやい話、とても優良な料金プランです。
最初の半年だけ安いとか、ほかのオプションとの組み合わせが必要とか、そんなややこしい条件は一切ありません。
では、さっそく詳しい内容をみていきましょう!
アハモの内容
アハモは2980円で20GB
コレです。破格です。
以下がアハモの概要になります。
- 月額2980円
- データ容量20GB(20GBを超えても1Mbpsの速度)
- 5分までの国内通話かけ放題
- 4G・5G対応
はい、すごいですね。
ドコモの通信品質で、20GBの大容量が、2980円という低下価格で使える。
20GBを超えてしまっても1Mbpsの速度がでるので通常の用途だと問題なしです。
さらに追加料金なしで5分までの国内通話無料がついている。
そして5G対応。
もう文句のつけようがありません。
さらに。
- 新規契約手数料が無料
- 機種変の手数料が無料
- MNP転出手数料が無料
事務手数料がのきなみ無料です。
2年縛りなどの定期契約や解約金もなし。
これで乗り換えが非常にしやすくなります。
もはや、いたれりつくせりです。
ただし、デメリットも理解しておきましょう。
アハモのデメリット
以下がアハモのデメリットです。
- 契約はオンライン申し込みのみ
- 操作やサービスの説明などもオンラインのみ
- キャリアメールは使えない
- ファミリー割引の対象外
- 家族間無料通話ができない
アハモの契約受付は2021年3月から開始されますが、オンライン申し込みのみです。
相談などもそうで、基本的にネットを使って自分で調べる力が必要になります。
ここがネックになる人も多い?
ただ、オンライン・オンリーにすることでこそ、人件費や店舗運営費をカットし、安い料金で提供できているわけです。
本当はデメリットに含めるべきではないですね。
ファミリー割引や家族間無料通話あたりのことは、現在その契約をしている人には悩ましいところかもしれません。
そういった細かな話はまた別のところでしたいと思います。
既存のドコモプランとアハモの比較
ドコモの既存のメインプランには「ギガライト」や「ギガホ」があります。
ここでは、より多くの人が契約しているであろうギガライト(4G)と比較していきます。
使用可能データ容量 | 月額料金 |
---|---|
ステップ1(〜1GB) | 3150円 |
ステップ2(〜3GB) | 4150円 |
ステップ3(〜5GB) | 5150円 |
ステップ4(〜7GB) | 6150円 |
表のように、ギガライトはデータ使用量のステップに応じて料金が変わるシステムです。
ステップ2の3GBまで使うパターンを想定します。
格安SIMでもメインとなる通信容量ですね。
ギガライトだと4150円です。
アハモと同じく5分間無料になる音声オプションをつけると、どうなるか。
ちなみに音声オプションの料金がこちら。
- 5分間無料:700円
- かけ放題:1700円
さっきの4150円に700円をプラスして、4850円。
次に、よりリアルに家族割もつけてみます。
ドコモは「みんなドコモ割」という割引があり、「ファミリー割引」グループの人数(回線数)によって下記のように割引額が変わります。
- 2回線:-500円
- 3回線以上:-1000円
3回線以上のケースを想定。
さっきの4850円から1000円割引をして、3850円です。
さらにネットとのセット割引も考えてみましょう。
このへんまでやっているドコモユーザが多いと思いますので。
ファミリー割引グループ内でドコモ光を契約している回線があると以下のような割引になります。
- ステップ1(〜1GB):なし
- ステップ2(〜3GB):-500円
- ステップ3(〜5GB):-1000円
- ステップ4(〜7GB):-1000円
今はステップ3で想定しているので500円割引ですね。
さっきの3850円からの500円割引で、3350円になります。
以上をまとめると、こうなります。
- 月のデータ使用量が3GBまで
- 5分間無料オプションあり
- 3回線以上のファミリー割引あり
- ドコモ光セット割引あり
既存のドコモプラン・ギガライトで、リアルな条件を想定してみました。
上記の条件で、月額3350円です。
結論、2980円のアハモの方が安いですね。
データ使用量が20GBもあって、です。
「え、既存のプランの存在意義ある?」
そう言いたくなるほどの破壊力です。
アハモはとにかく申し込みから相談などまでオンライン・オンリーなので、これができる人にとっては超魅力的なプランということになります。
アハモと他社ブランドの比較
アハモのライバルは楽天モバイルだけ
アハモの2980円で20GBがどれほどのものか、他社ブランドと比較してみましょう。
auのサブブランド・UQモバイル、ソフトバンクのサブブランド・ワイモバイルの20GBプランが以下のようになります。
- UQモバイル:3980円
- ワイモバイル:4480円
ということで、アハモの圧勝。
アハモの直接のライバルになるのは、今のところ楽天モバイルだけだと言っていいでしょう。
以下が楽天モバイル(楽天アンリミット)の概要です。
- 月額2980円
- データ容量無制限
- 楽天リンクなら国内通話かけ放題
- 4G・5G対応
アハモと同じく2980円で、楽天モバイルはデータ容量が無制限です。
通話は楽天リンクアプリを使えば国内無料です。
5Gも対応。
このように楽天モバイルはアハモが登場してもなお、大きな存在感がありますよね。
アハモが楽天モバイルより優秀なポイントには次のようなものがあります。
- 通信品質
- エリアカバー率
- 海外で使えるデータ容量(楽天モバイルは2GB、アハモは20GB)
通信品質はドコモなのでピカイチ。
エリアも問題なし。楽天エリアも着実に拡大していますが、まだまだドコモには叶いません。
そして海外でデータローミングして使える容量です。個人的にはここに注目したいんです。
アハモは20GB分を、まるまる海外でも使えます。
これは海外旅行好きには刺さります。
いちいちモバイルWi-FiルーターやSIMを用意する必要がないし、現地で気兼ねなくデータを使えるのは海外旅行者にはめちゃくちゃ嬉しいですよね。
このように、アハモはサブブランド系のUQモバイル、ワイモバイルには圧勝で、楽天モバイルとはいい勝負といったところです。
【追記】アハモの発表当時、直接ライバルになるのは楽天モバイルだけでしたが、ソフトバンクも追随してきました。今後、auもこの流れに続くはずです。動きがありしだい、また追記していきます。
まとめ|アハモとは…既存プラン・他社プランと比べても魅力的なプラン
アハモは携帯業界の常識を覆すほど、本当に魅力のあるプランです。
ただ、20GBも必要なヘビーユーザは決して多くないです。
3GB前後でおさまるようなライトなユーザには、キャリアのサブブランドや格安SIMの方がフィットするでしょう。
手続きは基本的にオンラインですることになるので、それが苦になる人も、実店舗があり、かつキャリアより安くできるサブブランドなどの方が、おすすめです。
今は乗り換えも簡単にできるようになったので、気になるプランがあればガンガン試していけばいいですね!
iPhoneは使えるか、テザリングはできるのか、esimには対応しないのか…など、詳細がわかりしだい更新していきます。
乞うご期待!