SIMフリーiPhoneのデータ引き継ぎを自分でする方法

こんにちは、ダイスケです。

AppleストアでSIMフリーのiPhoneを買おうと思っています。

そこで、「新しいSIMフリーiPhoneに自分でデータの引き継ぎをする方法」を備忘録的にまとめておきました。

ハムさん

データ引き継ぎとかニガテ…

データ引き継ぎは、Appleストア以外に、ワイモバ・UQなどサブブランド、格安SIMでiPhoneを購入したときでも、やることは同じ。

なので、乗り換えの際にiPhoneを購入し、SIMの初期設定と同時にiPhoneのデータ引き継ぎもするという人に役立ててもらえる記事になっています。

iPhone同士の引き継ぎって、正直わかりやすすぎて説明の必要もあまりないのですが、LINEの引き継ぎなどは失敗するケースが少なくないので要チェックです。

目次

クイックスタートでiPhoneのデータ引き継ぎをする

まずはクイックスタートを使ったデータ引き継ぎ(移行)のやり方を説明します。

iPhoneの設定の前に、LINEなどの引き継ぎ準備が必要です(後述)

iPhoneのクイックスタートとは

クイックスタートなら3分あれば十分

iPhoneのデータ引き継ぎは、「クイックスタート」を使ったやり方がベストです。それこそ一瞬レベルで完了します。

クイックスタートのメリット
  • 事前のバックアップが不要
  • PCがなくてもできる
  • 写真や動画も丸ごと移行できる

iPhoneさえあれば完結できて、かんたん・お手軽。なんですが…

今まで使っていたiPhoneが手元にあることが前提

クイックスタートを使うには、新しく購入したiPhone(以下、新iPhone)と今まで使っていたiPhone(以下、旧iPhone)と、両方が手元にないとできません。

クイックスタートでは、新iPhoneの画面を旧iPhoneのカメラで写すという作業をするので、両方とも使うんですよね。もし、旧iPhoneを下取りに出して手元にない場合は、クイックスタートではないやり方でデータ引き継ぎをすることになります。

クイックスタートの手順

クイックスタートの手順を説明します。一瞬すぎて感動すらするのでお試しあれ。

クイックスタートをはじめる前に、以下のことを確認しておいてください。

  • 旧iPhoneが最新バージョンのOSにアップデートされている
  • Wi-Fiに接続できる

では、始めていきます。

STEP
新iPhoneの電源を入れる

購入した新iPhoneの電源を入れ、言語選択の画面まで進みます。

STEP
旧iPhoneに新iPhoneを近づけておく

新iPhoneを操作するとき、近くに旧iPhoneを配置しておくと、新iPhoneで言語選択の画面に進んだとき、旧iPhoneにクイックスタート画面が表示されます。

STEP
クイックスタートを始める

旧iPhoneにクイックスタート画面が表示されたら、「続ける」をタップし、クイックスタートを始めます。

STEP
新iPhoneに表示されたアニメーションを旧iPhoneのカメラに写す

クイックスタートが始まると、新iPhoneに円形状のもやもやしたアニメーションが表示されます。

旧iPhoneにカメラのファインダーが起動するので、その中に上記のもやもやを写します。

STEP
旧iPhoneのパスコードを新iPhoneに入力する

新iPhoneに旧iPhoneで使っていたパスコードを入力します。

STEP
新iPhoneのFace IDまたはTouch IDなどを設定する

下記を設定します。

  • Face ID
  • Touch ID
  • Apple Pay
  • Apple Watch

このへんはあとで設定することも可能なので、とばしてもかまいません。

STEP
データを送信する

⑥までの設定が完了すれば、データ転送が始まります。

転送にかかる時間は、旧iPhoneにあるデータ量によって変わりますが、写真や動画など大量にある場合は数十分かかります。

転送が終了すれば、新iPhoneが再起動します。

これでデータ引き継ぎが完了です。

クイックスタート以外でiPhoneのデータ引き継ぎをする

手元に旧iPhoneがないときは、クイックスタートができないので、以下の方法でデータ引き継ぎを行います。

  • iCloudにバックアップをとる
  • パソコン(MacまたはWindows PC)にバックアップをとる

iCloudにバックアップをとる

iCloudにバックアップをとるメリット
  • Wi-Fi環境さえあれば手軽にできる
  • 旧iPhoneが手元になくてもできる

iCloudバックアップを使う方法は、以下の手順で行います。

Wi-Fi環境が必要です。

STEP
旧iPhoneでiCloudを使ってバックアップをとる

旧iPhoneで以下のように設定します。

「設定」>「ユーザ名」「iCloud」>「iCloudバックアップ」>「今すぐバックアップを作成」

これでiCloudにバックアップがとれます。

STEP
新iPhoneの電源を入れる
STEP
Wi-Fiに接続する

「Wi-Fiネットワークを選択」するところまで進め、Wi-Fiに接続します。

STEP
バックアップから復元する

「App とデータ」画面が表示されるまで案内にそって進め、「iCloud バックアップから復元」をタップします。

STEP
iCloudにサインインする
STEP
バックアップから復元する

パソコン(MacまたはWindows)にバックアップをとる

パソコン(MacまたはWindows PC)にバックアップをとる

パソコンにバックアップをとる方法は、MacとWindowsに分けて説明します。

Macの場合

Macをにバックアップをとる手順です。

STEP
Macと旧iPhoneを接続する
STEP
Macの設定画面(Finder)にすすむ

MacにiPhoneを接続すると、Finderのサイドバーに「iPhone」と表示されるので、これを選択し、設定画面へ進みます。

STEP
Macにバックアップをとる

「一般」タブ「バックアップ」のところで、「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」を選択にチェックをつけ、「今すぐバックアップ」をクリックします。

これでMacのなかにiPhoneのバックアップがとれます。

STEP
新iPhoneの電源を入れる
STEP
「MacまたはPCから復元」する

「App とデータ」画面が表示されるまで案内にそって進め、「MacまたはPCから復元」をタップします。

STEP
Macと新iPhoneを接続する

Macと新iPhoneをケーブルで接続します。

STEP
Macの設定画面(Finder)にすすむ
STEP
バックアップを復元する

「一般」タブ「バックアップ」のところで、「バックアップを復元する」を選択し、対象のバックアップを選びます。

復元が終わるまで待った後、残りの設定を案内に沿って進めます。

Windowsの場合

Windowsにバックアップをとる手順です。

Windowsの場合、iTunesを使ってバックアップをとります。ながれとしてはMacのときと同様です。

STEP
iTunesを起動し、自動同期を停止しておく

Windows PCにiPhoneを接続すると、デフォルトでは、自動同期されるようになっています。念のため、これを停止しておきます。

iTunesを起動したら、表示される画面上部の「デバイス」をクリック。

「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」にチェックを入れ、「OK」を選択します。

STEP
Windows PCと旧iPhoneを接続する
STEP
Windows PCの設定画面(iTunes)にすすむ

iPhoneを接続したら、iTunesの上部のバーに表示されるiPhoneのアイコンをクリックし、設定画面へすすみます。

STEP
Windows PCにバックアップをとる

設定画面で「今すぐバックアップ」を選択します。

STEP
新iPhoneの電源を入れる
STEP
「MacまたはPCから復元」する

「App とデータ」画面が表示されるまで案内にそって進め、「MacまたはPCから復元」をタップします。

STEP
Windows PCの設定画面(iTunes)にすすむ

パソコンと新iPhoneをケーブルで接続します。

STEP
バックアップを復元する

「一般」タブ「バックアップ」のところで、「バックアップを復元する」を選択し、対象のバックアップを選びます。

復元が終わるまで待った後、残りの設定を案内に沿って進めます。

iPhoneとは別でやっておくべき事前準備

iPhoneのデータ移行をする前に、以下の設定を済ませておきましょう。

  • LINEの引き継ぎ
  • Suicaの引き継ぎ
  • Apple Watchの引き継ぎ

LINEの引き継ぎは失敗する人が多いので、失敗しないようしっかりと確認しておいてください。

LINEの引き継ぎ

iPhoneでLINEの引き継ぎをするには、以下のアカウント情報を登録します。

(すでに設定済なら、それでOKです)

  • 電話番号
  • メールアドレス
  • パスワード

そして、今までのトークの内容も引き継げるように、トークのバックアップもとっておきます。

手順がこちら。

STEP
LINEを最新にアップデート
STEP
電話番号を登録する

LINEのホーム画面右上の歯車アイコンをタップし、「設定」画面にすすみます。

「アカウント」>「電話番号」より、電話番号を登録します。

LINEの引き継ぎのとき、ここで登録した電話番号に認証コードが届きます。

STEP
メールアドレス登録する

「設定」画面>「アカウント」>「メールアドレス」

上記より、メールアドレスを登録します。

メールアドレスは次に設定するパスワードを忘れたときの再設定などに使います。有効なメールアドレスを設定しましょう。

STEP
パスワードを登録する

「設定」画面>「アカウント」>「パスワード」

上記より、パスワードを登録します。

LINEの引き継ぎにはパスワードが必要です。

パスワードはPCからLINEにログインするときにも使いますが、ふだんiPhoneでしかLINEを使っていない人は、登録をしていない人もいるかもしれません。引き継ぎのため、必ず登録しておいてください。

STEP
トークのバックアップをとる

「設定」画面>「トーク」>「トークのバックアップ」>「今すぐバックアップ」

上記のようにしてトークのバックアップをとります。

これをしていないとLINEの引き継ぎ自体はできても、トーク内容がひっぱってこれないという残念なことになってしまいます。

STEP
アカウントを引き継ぐ準備をする

「設定」画面>「アカウント引き継ぎ」>「アカウントを引き継ぐ」をオンに

「アカウントを引き継ぐ」をオンにしてから36時間以内が、LINEの引き継ぎができる有効期限です。

STEP
新iPhoneでLINEの引き継ぎをする

ここでは、旧iPhoneと新iPhoneが同じ電話番号であることを前提にします。

新iPhoneでLINEを起動し、「はじめる」を選択。

電話番号を入力すると、認証番号が届くのでこれを入力します。

「おかえりなさい」と表示され、自分が登録したアカウント名で合っていたら「はい、私のアカウントです」を選択。

最後にパスワードを入力します。

以上でLINEの引き継ぎが完了です。

Suicaの引き継ぎ

新iPhoneにSuicaを登録するには、旧iPhoneからSuica情報を削除しておく必要があります。

Suicaは1つのデバイスにしか登録できない仕様になっているからです。

STEP
旧iPhoneからSuicaを削除

Suica削除は以下のようにすすめてください。

「設定」>「WalletとApple Pay」>「My Suica」>「このカードを削除」

STEP
新iPhoneでSuicaを登録

「Wallet」アプリを開く>画面右上の「+」をタップ>「Suica」を選択

旧iPhoneで削除したSuicaが表示されるので、「次へ」をタップし、ながれに沿って登録をします。

Apple Watchの引き継ぎ

Apple Watchの引き継ぎ手順がこちらです。

STEP
旧iPhoneでApple Watchのペアリングを解除する
STEP
旧iPhoneでWatch Appを開く
STEP
「マイウォッチ」タブ→「すべてのWatch」を選択

「マイウォッチ」タブが画面下に、「すべてのWatch」は画面左上にあります。

STEP
ペアリング解除するApple Watchの「i」アイコンを選択
STEP
「Apple Watch とのペアリングを解除」を選択
STEP
新iPhoneでApple Watchを再設定

まとめ|SIMフリーiPhoneのデータ引き継ぎを自分でする方法

新しいSIMフリーiPhoneを買ったときに、旧iPhoneからデータ引き継ぎする方法をまとめました。

iPhoneのデータ引き継ぎは「クイックスタート」を使う方法がおすすめです。一瞬で終わります。

また、LINEの引き継ぎはしっかり準備をしておきましょう。きちんと設定しておけば失敗しませんから。

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